太田尚吾六段（山形・H18卒）が10度目Ｖ・県囲碁大会
（2021年5月16日山形新聞より）
県囲碁大会で優勝した太田尚吾六段（中央・H18卒）＝上山市・月岡ホテル
第65回県囲碁大会（主催・山形新聞、山形放送、後援・日本棋院県支部連合会）が15日、上山市の月岡ホテルで開かれ、太田尚吾六段（山形市・H18卒）が2大会連続10度目の優勝を果たした。2位は斎藤欣也六段（酒田市）、3位は舩山悠介六段（高畠町）だった。
前回大会の上位3人と県内5地区の代表13人の計16人が出場。2ブロックに分かれてのスイス式予選3回戦で各ブロック上位2人を選出した後、準決勝と3位決定戦、決勝を行った。開会式では青塚晃山形新聞編集局長、石山義信日本棋院県支部連合会幹事長が選手を激励し、植木宏侑運営委員が対局規定を説明した。
決勝は2連覇を狙う太田六段と、同大会優勝3回を誇る斎藤六段の対局となった。太田六段は中盤から続いた複数のコウ争いを切り抜け、最終盤の寄せ勝負にも緩まず打ち勝った。
3位決定戦は前回3位の舩山六段と山崎恵大六段（山形市）が顔を合わせた。舩山六段が中盤までに地を稼いで優勢となり、そのまま逃げ切った。
閉会式では審判長の石山幹事長が、上位3選手に優勝杯や盾などを手渡した。3人は東北六県囲碁大会（6月26、27日、盛岡市）に出場する。
東北大会に向けて太田六段は「優勝を目指して力を尽くす」、斎藤六段は「県代表の誇りを持って戦いたい」、舩山六段は「勝ってチームに貢献する」とそれぞれ意気込みを語った。
成績は下記の通り。（左が先番、〇が勝者）
- 予選Aブロック1回戦
- 佐藤賢一五段 時間切れ 太田尚吾六段○
- 本間信之六段 中押し 山崎恵大六段○
- 佐藤主計五段 中押し 佐藤博史四段○
- 本間正博六段 中押し 佐藤雅喜六段○
- 同2回戦
- 山崎六段 4目半 太田六段○
- ○佐藤六段 中押し 佐藤四段
- ○本間信六段 中押し 佐藤賢五段
- ○佐藤主五段 1目半 本間正六段
- 同3回戦
- ○太田六段 中押し 佐藤六段
- 佐藤四段 16目半 山崎六段○
- 佐藤主五段 中押し 本間信六段○
- ○本間正六段 中押し 佐藤賢五段
- 予選Bブロック1回戦
- ○舩山悠介六段 11目半 有路義孝五段
- 斯波義裕三段 中押し 佐藤重美六段○
- ○池田義則六段 12目半 鈴木修五段
- 後藤勝弘五段 8目半 斎藤欣也六段○
- 同2回戦
- 佐藤六段 中押し 舩山六段○
- 池田六段 18目半 斎藤六段○
- 斯波三段 中押し 有路五段○
- 鈴木五段 中押し 後藤五段○
- 同3回戦
- ○斎藤六段 中押し 舩山六段
- ○佐藤六段 4目半 池田六段
- ○有路五段 2目半 後藤五段
- 斯波三段 14目半 鈴木五段○
- 準決勝
- 舩山六段 6目半 太田六段○
- 山崎六段 中押し 斎藤六段○
- 3位決定戦
- ○舩山六段 11目半 山崎六段
- 決勝
- ○太田六段 4目半 斎藤六段
- 太田尚吾六段10連覇・県地区対抗囲碁大会/県地区対抗囲碁大会で10連覇・太田尚吾さん(2021年3月16日山形新聞）
- 太田尚吾六段9度目V・県囲碁大会（2019年5月20日山形新聞）
- 太田六段全勝、8連覇・県地区対抗囲碁（2018年3月19日山形新聞）
- 太田尚吾六段７連覇・県囲碁大会（2017年5月22日山形新聞）
- 太田尚吾六段７連覇・県地区対抗囲碁・５戦全勝、記録更新（2017年3月20日山形新聞）
- 太田尚吾六段が6連覇・県囲碁大会（2016年5月16日山形新聞）
- 県地区対抗囲碁大会で最多の6連覇達成・太田尚吾さん（2016年3月14日山形新聞）
- 第58回東北六県囲碁大会個人の大将戦優勝 太田尚吾さん（2013年7月1日山形新聞）
- 向上心持ち 最善を追求 県囲碁大会連覇・アマチュア期待の星 太田尚吾さん（2013年3月31日山形新聞）
- 県地区対抗囲碁・太田六段２連覇（2012年3月19日山形新聞）
- 県地区対抗囲碁・太田六段が優勝（2011年10月24日山形新聞）
