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平成23年同窓会総会・懇親会 実行委員リポート
H23同窓会懇親会

 

平成23年興譲館同窓会総会・懇親会を運営して 昭和51年卒 船山 弘之 
 平成23年創立125年米沢興譲館同窓会総会・懇親会は、創立記念日の9月19日(月)にグランドホクヨウ米沢で「いまこそ呼び起こそう興譲のこころを〜共に歩く新生のみちを拓くため〜」をスローガンに開催しました。
本年の企画運営は、栗林雄二実行委員長の昭和51年卒を筆頭に、昭和55年、昭和60年、平成3年、平成8年の五学年で行いました。
今回の総会・懇親会のコンセプトについては、実質的な実行委員会の立ち上げの直前に発生し、日本国中に衝撃を与えた東日本大震災の影響を抜きには考えられませんでしたので、どのように同窓会として受け止めるべきかを主題として検討をしました。その結果、単なるがんばろうの呼びかけにとどまらず、同窓会に参加された方が、どうこの震災後の社会に関わるかを問い続けるためのものにしたいということで、冒頭のスローガンとさせていただきました。また、パンフレットの表紙となったデザインについても、東北に深い縁を持つ者のとして、傷ついた現状から未来へつなぐ思いを表したものとご理解いただければ幸いです。
さて、今回の総会・懇親会を迎えるまでに7回の実行委員会を開催し、協議を重ねてまいりましたが、その中で、特に印象に残りましたのは、遠藤拓大先輩をお迎えして、興譲館同窓会の歴史といいますか、現在の姿になるまでの経緯をお話いただく機会を設けることができたことです。短い時間でしたので、まだまだ語りつくせぬエピソードがおありのようでしたが、現在の実行委員会組織を卒業年次で持ち回り形式が確立される前の姿とか、そこでのご苦労とか様々にお話いただきました。今回の総会で議題となりました総会・懇親会の開催日については、特に若い人の参加を促すためにも、この日にこだわらず集まりやすい曜日で開催してはどうかと過去3回、歴代の会長に具申されたこともお話いただきました。淡々とした語り口の中にも、興譲館同窓生として、その伝統と誇りを引き継いでこられたお姿を拝見し、大変感銘を受けましたし、非常にいい機会を与えていただいたと感じています。
総会は、午後4時から昭和51年卒の遠藤誠君の司会で、開会の挨拶を大友恒則副会長(役員改選後新会長に就任)、高野譲同窓会長の挨拶、来賓紹介を小林擴二副会長が行った後、来賓を代表し、佐藤広明校長、支部を代表し東京支部の神野民夫支部長からご挨拶をいただきました。神野支部長からは、「高鍋との交流について、役員だけにとどまらず、今後は、支部としての交流を進めていきたい」との話がありました。
協議に移り、昭和37年卒の手塚修議長により議事が進められ、平成22年度事業・庶務報告、平成22年度決算報告、規約改正(常務理事の規定を明確化、相談役及び参与の削除)、役員改選(会長の交代、副会長及び理事の新任)、平成23年度事業計画、平成23年度予算、その他として総会・懇親会の開催日を9月19日からの変更可能とするなどの承認が行われました。
協議終了後、伊藤智先生の永年勤続表彰が行われ、伊藤先生の挨拶があった後、早川正信副会長(役員改選で新任)の閉会の挨拶で終了しました。


 

昭和55年卒レポート

 平成23年度同窓会懇親会は我々昭和55年卒業組が担当いたしました。
同窓会幹事5学年のなかで上から2番目!という年齢になり、懇親会を全て取り仕切る重責を担うことになったのでした。
例年、懇親会には大勢の同窓生が集まり、その盛況振りを見てきただけに我々のプレッシャーも大きなものがありました。
6月から準備を始め、全体幹事会・学年幹事会を繰り返して徐々に練り上げていきました。最初は懇親会の進め方やアトラクションなども雲をつかむような話でしたが、話し合いを重ねるたびに斬新!?な構想が湧きあがり、次第に具体的な形になっていく様には感動すら覚えたものです。
そこには興譲館で共に過ごした仲間の“友情”と“絆”があり、“力”を結集させることによって出来る事の大きさを改めて感じさせてくれました。

懇親会は塚本順子さん(平成3年卒)の司会のもと、相田克平副実行委員長(昭和60年卒)の開会の挨拶に始まり、同窓会旗の入場、校歌斉唱の後、栗林雄二実行委員長(昭和51年卒)の挨拶、高野譲同窓会長(昭和29年卒)の挨拶、また大友恒則新同窓会長(昭和35年卒)にも挨拶をいただき、佐藤広明興譲館高校長(昭和46年卒)にお祝いの挨拶をいただきました。今年103歳になられた高森務大先輩(昭和3年卒)を始めとする来賓紹介の後、高校での記念講演の講師で宇宙航空研究開発機構(JAXA)の名誉教授、また上杉家第17代目当主の上杉邦憲様の御発声で高らかに乾杯をして祝宴が始まりました。途中アトラクションとして今年度の実行委員会の学年の卒業アルバムなどを中心に、過去50年を振り返えったスライド上映がありました。
旧職員で「自治会歌」の作曲者の滝沢美恵子先生もお出でになり、壇上に上がっていただいて全員で自治会歌を歌うなど、いつものように校歌斉唱、応援歌斉唱では吹奏楽研究会OBのすばらしい演奏と、応援団OBの力強いエールのもと大変な盛り上がりを見せました。吹奏楽研究会OBと応援団OBの方々には毎年ご協力を頂いている事に深く感謝いたします。
引き継ぎ式では次年度実行委員長の宮坂宏さん(昭和52年卒)と副実行委員長の加藤渉さん(昭和52年卒)をはじめとする昭和56年、昭和61年、平成4年、平成9年卒の代表者の方々に、今年度の実行委員会から同窓会三種の神器を手渡し、来年度の成功を託しました。
宮坂宏さんから来年度に向けた力強い決意の挨拶の後、海老名悟副実行委員長(昭和55年卒)の万歳三唱で会はお開きとなりました。

昭和55年卒 海老名 悟


 

平成23年 創立125年米沢興譲館同窓会・懇親会S60卒レポート

 今年は3連休の最終日であること、震災の影響で延期された川中島合戦等のイベントが懇親会のある連休にセットされていること等…チケット販売担当の学年としては、多くの方に参加して頂くために吉と出るか凶と出るか推察が難しく、「何人来てもらえんなだべ?」「去年より多いんだが少ないんだが・・・」という不安の中での出発でした。
仲間達との打ち合わせでも、当初は「予算的にはこれくらい売んなねなだど」「そがにもが〜。売れんながい」といったやり取りがありましたが、不惑を超えて5年も経てば、さすがは百戦錬磨の仲間達!「まずは動ぐしかねぇごでな」と誰かがつぶやくなり、学年代表の方へのチケット配布担当者をサクサクと決め、自然と行動が始まりました。他の幹事学年の方々の協力もあり、第一関門であった各学年へのチケット配布作業は、お盆の頃には完了していました。
第二段階はチケットの売れ行きを把握する作業ですが、今回はメールやSNSが大活躍しました!なにせそれぞれが忙しい働き盛り(?)の面々なので、各学年から名簿を頂戴しても、事務局へタイムリーに届けるのは難しい状況でした。でも、少人数ならポチポチと携帯からメールし、ちょっと多目の時は名簿を写メで送り、遠方の同級生から出席可の連絡が来ればFaceBookで情報共有と、文明の利器をフル活用してデータを集約させました。(全体の集約を引き受けてくれたJ君にとっても、後のデータ管理が楽だったと思います。)
結果として予算的には十分と言えるチケットの売上がありました。もちろん実行委員の皆さんの努力が素晴らしかったことがその理由の一つではあります。しかし、東日本大震災という誰も経験したことのない出来事があった年だったからこそ、今年の同窓会のスローガンである『いまこそ呼び起こそう興譲のこころを』に多くの方々が共感して下さったことが、一番の要因であったかと思います。
「まずは動ぐしかねぇごでな」と渋々覚悟を決めて動き始めた私達ですが、振り返えれば、他の幹事学年の皆様や各学年代表の方々のお力添えがあったからこその結果であり、お世話になった皆様に心から感謝したいと思います。また、これから幹事を務める若い方々には、我々が今回諸先輩から受けたバトンを渡したいと思っています。幹事学年の役割は、興譲館同窓生としてこの街で生きて行く限り避けては通れない成長の節目となる機会です。堂々とバトンを受け、堂々とチカラを借り、仲間と楽しんでやり遂げ、堂々と後輩へバトンを繋いでいって欲しい…脈々と流れる伝統の中で『興譲の心』はそうやって紡いできたものだと感じます。今回の経験を通して興譲館同窓会の『栄光への道』の歩みを一つだけ進めたような満足に浸りながら、素晴らしい伝統が益々輝きを増すことを祈念し、レポートを結びたいと思います。

昭和60年卒代表幹事 相田 克平


 

H3年卒レポート

 当番学年2回目となった我々は、強固な学年組織をつくって同窓会を盛り上げることを目標に掲げました。互いの声がけによって徐々に広がりつつあった仲間の輪は、お盆に実施された同期会で一気に加速度がつき、大きな輪に成長しました。
同窓会当日、学生時代とは違う“大人の顔”をして一緒に受付を担当している同期生の様子に、一瞬戸惑いつつ、頼もしさを強く感じました。“栄光への道”“同窓生注目”の場面では共に大声を張り上げて、平成3年卒の若さ(?)をアピールできたと思います。塚本順子さんは本日の司会、見事にプロの仕事を見せつけてくれました。各テーブルでは、クラス問わず、久々の再会に肩を抱き合い喜ぶ姿がありました。
2次会に移り、皆が満面の笑みで歓談している様子を見て、同窓会が大成功であったことを改めて確認できました。「同窓会なんて…」と敬遠していた奴もきっと「同窓会って面白いな」と思ったはず。帰り際には“さよなら”ではなく“また今度!”が交わされました。これからの人生を歩む為に改めて友達同士の絆が深まっていく予感がする言葉でした。
今回、温故知新は人間関係にも言えることと気づきました。昔なじみをたまに飲みに誘ってみると今の生活に何かプラスになるもの。異論はあると思いますが、少なくとも“平成3年卒のみんな”は賛成してくれますね?
最後に平成23年米沢興譲館同窓会総会・懇親会を大成功に導いた昭和51年・55年・60年卒実行委員の先輩、平成8年卒の実行委員の後輩、そして平成3年卒実行委員の仲間に感謝を申し上げます。

 平成3年卒業生代表幹事 玉野 崇


 

担当学年の感想  平成8年卒 佐藤大介

 これ程までに多くの卒業生、しかも私たちよりも何十年も前に卒業された大・大・大先輩と
同じ同窓生として一緒に参加させていただく同窓会は他にはありません。参加するだけで感慨深いものを
感じます。
私たち平成8年卒は、今回その学年幹事を初めて担当させていただきました。今回、「この同窓会を機に、
一度みんなで集まろう」ということで、学年の同窓会を8月に開きました。卒業して15年経って初めての同窓会でしたが、顔をあわせて話をしていくにつれて段々と昔の記憶がよみがえり、学生当時の気分に
戻っていきました。やっぱり同級生っていうのは良いものです。
これから私たちの下の学年が卒業して15年目の節目にこの同窓会の幹事を任されますが、是非より多くの同級生に声をかけ、集まる機会としてもらいたいと思います。そして諸先輩方が築き上げたこの素晴らしい米沢興譲館同窓会を引継ぎ、未来へと残していけるよう共に頑張っていきましょう。