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上杉鷹山が伝授「伝国の辞」に理解 南陽市で講演会  (2013年4月23日山形新聞)

遠藤英さん
「いま、なぜ鷹山公なのか?」と題し講演する遠藤英さん(S60卒)

 白鷹山に「伝国の辞」碑をつくる会(斉藤喜一会長)主催の講演会が27日、南陽市の小滝多目的センターで開かれた。米沢藩9代藩主上杉鷹山が、治広に家督を譲る際に伝授した伝国の辞について、市内外の会員が理解を深めた。
 「上杉鷹山の訓(おし)え」の著書がある九里学園高教諭の遠藤英さん(S60卒)が「いま、なぜ鷹山公なのか?」と題し講演した。短い3カ条からなる伝国の字を読み解き「藩経営のこつを教えたのではなく、領民全てがこうならなければ社会が良くならないという戒めを、藩主自らが実行すべきだという訓戒だ。鷹山本人が心掛けてきたからこそ言えること」などと語った。
 同会は、白鷹山に伝国の辞の石碑を建立し鷹山の精神を発信しようと昨年6月に発足。募金活動などを行っている。

4月23日山形新聞