紙工芸、懐かしの風景・米沢で展示会
(2013年4月23日山形新聞)
昭和の原風景を感じさせる作品が並ぶペーパークラフト展
=米沢市・山形銀行米沢北支店
昭和の原風景をテーマにしたペーパークラフト展が、米沢市の山形銀行米沢北支店で開かれており、来店者たちが懐かしい情景に思いをはせている。
作品を手掛けたのは、建築資材や機械工具などを扱う「大清」(同市、中村恵一社長)の常務の中村隆行さん(56・S50卒)。孫の成長記録をペーパークラフトで作ろうと思ったのがきっかけで、3年前から創作を続けている。
出展しているのは、ザリガニ釣りに興じたり、縁日ではしゃぐ子どもたちの姿など、昭和30年代の様子を再現した13点。凸凹のあるマーメイド紙を使い、奥行きや高低を巧みに表現した力作ぞろいとなっている。
「アナログ時代への郷愁を形にした。同年代の人たちに懐かしんでもらえるとうれしい」と中村さん。同支店で、5月10日頃まで展示している。