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引退のフェンシング 元五輪代表・池田さん(H10卒) 「経験生かし」再出発
今年から県体協のスポーツ指導員に 地域づくりにも力  (2012年5月17日山形新聞)

池田めぐみさん
県体協スポーツ指導員として地域での活動に取り組む池田めぐみさん(H10卒)=山形市・県スポーツ会館

 フェンシング・エペ日本代表として、アテネ、北京両五輪に2大会連続で出場し、昨年12月に現役を引退した池田めぐみさん(32・H10卒)。今春から県体育協会スポーツ指導員に就き、学校や地域に出向く活動をスタートさせた。スポーツ振興はもちろん、地域・健康づくりなどにも積極的に関わる内容で、池田さんは「自分の経験を生かして山形県に貢献したい」という。

 2度にわたる大けがを克服して、17年間国内外で戦った。2006年ワールドカップ(W杯)で準優勝し、10年の広州アジア大会ではエペ女子団体の金メダル獲得。アテネ五輪では28位だったが、北京五輪では日本勢過去最高の15位になった。「自分を高めていくためには、自ら求めないといけない」と話すように、一線を退いた後の再スタートとして、新たな活動に踏み出した。
 派遣先での活動は、五輪をテーマにした講演やスポーツイベントへの参加、小学校での特別授業など。各競技団体や市町村体協、総合型地域スポーツクラブ、スポ少まで本県スポーツ全般に関わっていく。
 さらにスポーツ以外の分野にも活動の場を広げる。想定しているのは、地域づくり、健康づくりの各種イベントへの参加。「いろんなコミュニティー、立場の人に影響を与えられないか、と思っていた。そうすることで、自分の底上げにもつながる」と話す。
 実行委員として携わる県スポーツタレント発掘事業「YAMAGATA ドリームキッズ」については「これからはがっつり食いこんでいく」。積極的に足を運び、レベルアップのための知識、技術はもちろん、人間形成の指導に当たる。「この中から、五輪選手が生まれると考えたらワクワクする」。
 山形市の県スポーツ会館内の県体協事務局にデスクを置き「ここから何かを発信したい」と意欲的。県体協ホームページで事業概要を紹介している。問い合わせは県体育協会023(625)5740.

人の夢に、全力・池田めぐみ選手引退会見(2011年12月13日山形新聞)

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5月17日山形新聞