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子どもの成長実感しながら 野球スポ少監督を務める川西町健康福祉課長 小関忠さん(58・S47卒)
(2011年12月5日山形新聞)

小関忠さん
野球を通じて子どもたちの成長を見守っている小関忠さん(58・S47卒)=川西町・大塚小

 川西町役場健康福祉課長の小関忠さん(58・S47卒)=同町西大塚=は、地区の野球スポーツ少年団の監督を務めている。厳しい指導の一方で、野球を通じて子どもたちが成長していく姿を暖かく見守っている。
 小関さんは「大塚ホクトスターズ」結成当初から監督を務め、、指導歴は18年に及ぶ。自身の長男が小学3年になった時、地域の保護者たちと野球スポ少を立ち上げた。当時の仲間は、息子の卒業と共に活動から離れたが、小関さんは「なぜか残っちゃった」。以来、一貫して子どもたちの指導に当たっている。
 小関さん自身は役場で働きだしてから本格的に野球を始めた。10年ほどで選手を引退した後も審判の資格を取るなど、野球への情熱は衰えることがなかった。
 スポ少指導で重視しているのは、基本的な技術の徹底とあいさつなどの礼儀だ。「あまり細かい技術指導はしない」ようにしており、練習では「取って投げる」「打って走る」といった野球の基本を反復させる。
 監督業の醍醐味(だいごみ)は、子どもの成長を実感できることだという。「体の小さかった3年生がだんだん一丁前になっていく、そうゆう姿を見るのが好きなんだな」
 「妻の理解があってここまで続けられた」とも。ユニホーム姿は60歳を一つの区切りに考えているというが、「スポ少にはずっと関わっていきたい」。顔をほころばせた。

12月5日山形新聞