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東北管区警察局長表彰 108件の検視を担当 中條明夫さん(S43卒)
(2011年7月29日山形新聞)

中條明夫さん
検案医としての責任感を語る中條明夫さん(S43卒・中條医院長)=米沢市

 東北管区警察局長表彰を受けた中條明夫さん(S43卒・61)=中條医院長、米沢市中央5丁目=は、1990年9月から米沢警察署の検案医を務めている。警察の要請を受けて遺体の検視を行い、死亡検案書を作成するなど警察業務に欠かすことができない存在だ。
 検案医は脳骨髄液や血液、亡くなった人の病歴、遺体発見時の状況などから遺体の死因を調べる。中條さんが検視で最も注意することは事件性の有無。「捜査を始める上で最初の作業でもあり、(検案医は)捜査においてなくてはならない存在」と自任する。先代委員長の父良悦さんも、同署の検案医だった。父の後を継ぐ形で委嘱を受け、昨年までに108件を担当。その他にも、同署の産業医兼警察協力医として留置人の健康管理や警察職員の精神面のケアも担うなど、活動は多岐にわたる。
 受賞を受け「病院の運営をサポートしてくれる妻や、医師会の支えがあったからこそ長年続けてこれた」と感謝の言葉を口にする。

7月29日山形新聞