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2011年4月5日 震災支援中間報告  鈴木 修さん(S53卒) とそのお礼の手紙

S53卒の皆さん
左から加藤英樹さん・宇津江俊彦さん・鈴木修さん(S53卒)

 東日本大震災の発生以降、皆さまそれぞれにさまざまな支援を続けておられることと思います。 さて、同期(53年卒)の宇津江俊彦君が、今回、甚大な被害を受けた石巻市の小学校で校長先生をしておられます。連絡もとれ、有志の支援も頂き、支援物資の搬入とともに応援に行ってきましたので報告致します。

石巻市内

宇津江俊彦君との面談より
高校の同級生たちからの支援があるとは思ってもいなかったので、この支援は大変にありがたい。
石巻市は津波による大変な被害をうけたが、向陽小と周囲の向陽町は津波の被害はなく、恵まれていた。ライフラインは、ガスと下水の復旧が未定。物資は、必要な内容が毎日変化している。ガソリンは並べば買えるようになってきた。
今後、復旧・復興ともに長期間続くことになる。今後とも、ご支援と、石巻市と米沢市の交流を続けていただきたい。
地震発生時は、帰りの集会中だったため、子供たちは全員無事だった。 なお、宇津江君の仙台市内の自宅では大きな被害はなかったとのこと。

石巻市内

  • 2011年4月3日(日) 日帰り
    • 訪問先:宮城県石巻市向陽町
      • 宇津江俊彦君(2組・陸上部) 現在 石巻市立向陽小学校の校長先生
      • 向陽小学校PTA会長 遠藤宏昭(市議会議員)様にも対応していただきました。 また、遠藤市議のご案内で、市庁舎にて副市長北村悦朗様に面会してきました。
    • 同行者 加藤 英樹・鈴木 修(53年)、中村 恵一先輩(50年)、海老名 悟君(55年)、 高山 栄さん親子・飯酒盃久美さん(有志)
    • 持ち込んだ物資
      • 米沢市の集積所(アクティー米沢)から、肌着・靴下・ウェットティッシュ・マスク・ 手消毒用ジェル・水・ノート・クレヨンなど。
      • 有志から、ガソリン・日用品・野菜(宮城県角田市の有志よりの提供品)など

石巻市内

石巻市立向陽小学校職員ご一同からのお手紙

 拝啓
 盛夏の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
 三月の大震災の際には、遠路山形からたくさんの物資を運んでいただき、どうもありがとうございました。
 当時は、ガソリン節約のために学校に泊まり込んだり相乗りをして通勤したりという毎日でしたので、たくさんのガソリンを頂き、本当に助かりました。あの時はバタバタした中できちんとしたお礼もできず、失礼いたしました。大変遅くなりましたが、改めてお礼申し上げます。
 さて、石巻市内の小・中学校も夏休みに入り、本校では例年春に行っている家庭訪問を先日行いました。
 学区内をまわってみると公園や空き地に次々と仮設住宅が建っており、子どもたちを囲む環境も変わってきていることを感じます。それでも子どもたちは明るくすごしており、そのたくましさに、わたしたちの方が元気をもらっているところです。
 石巻、復興への道程は始まったばかりですが、米沢の皆様をはじめ全国の方からの励ましを胸に少しずつ前に進んでいます。
 いつかまた、是非石巻にお越しください。笑顔でお迎えしたいと思います。
 暑い日が続きます。どうぞご自愛ください。

石巻市立向陽小学校職員一同

向陽小からのお手紙

※この記事内容は震災復興がある程度落ち着くまでとの要望もあり掲載を差し控えておりました。