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人生100年を振り返る 高森務さん(S3卒)が手記をまとめる 
米沢の文化、教育、歴史変遷が一目で(2010年5月5日山形新聞掲載記事)

高森務さん
人生100年を振り返る手記をまとめた高森務さん(米沢市・S3卒)

 米沢児童文化協会相談役で画家の高森務さん(101)=米沢市城西1丁目=が手記「人生100年をかえり見て」をまとめた。子どもの健全育成を中心に、昭和から現在に至る自身の取り組みを紹介。高森さんの歩みを通じて米沢の文化と教育の歴史に触れることができる内容となっている。
 高森さんは1929(昭和4)年に小学校教諭となり、市内外の学校に勤務。高畠町の屋代小学校長を最後に67年に退職した。在職中から文化、教育の振興に尽力。53年に人形劇団「青空クラブ」を創設し、58年には「米沢こども新聞」の創刊に携わった。現在も青空クラブ会長を務め、子ども新聞は「米沢小学生新聞」として刊行されている。
 手記では、設立や運営にかかわった文化、教育、歴史などの各団体について写真を交えて紹介。青空クラブと子ども新聞については、米沢市児童会館の設立を求める活動とともに振り返り、市議会への要望活動や当時の苦労、83年に同館がオープンした際の喜びなどを記した。
 高森さんは「人生を支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを込めてまとめた。何らかの形で役立ててもらえたらうれしい」と話す。A5判149ページ。500部を作り、知人らに配布している。

 

5月5日山形新聞