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レベル高い県内日本酒 山形商店振興会議 県工業技術セ研究課長が講演
(2010年1月14日山形新聞掲載記事)

小関俊彦さん
県内の日本酒造りについて講演する小関俊彦さん(S49卒)=山形市・山形グランドホテル

 

  山形商店振興会議(小島義右代表幹事)の例会が13日、山形氏の山形グランドホテルで開かれ、県工業技術センターの小関俊彦酒類研究科長(S49卒)が、市販酒のレベルが向上している県内の日本酒造りについて講演した。
  小関科長は「県内蔵元は規模が小さいことから大量生産に向かわず、利益率の高い高級酒を主力とすることができた」と説明。全国新種鑑評会での本県の金賞受賞数が全国トップレベルにまで到達した背景として、約30年前から受け継がれている酒造好適米や酵母の開発、各杜氏(とじ)による技術研修に加え「『酒と技術の悪口は本人に言う』をモットーにした各蔵元間の開かれた関係が大きかった」と述べた。
  また、各種品評会は審査基準が「香り」や「甘味」などに偏る傾向があると指摘し、「受賞を狙った酒造りも大事だが、飲んでおいしい酒が一番。山形の酒は市販酒でこそ実力を発揮し、市場でもその評価が広まっている」とした。

 

1月14日山形新聞