兼続ドラマ実現への労称賛 米沢で合同祝賀会
(2009年12月2日山形新聞掲載記事)
(2009年12月2日山形新聞掲載記事)
直江兼続公をNHK大河ドラマに推進する会会長代行の栗林一雪さん(85:S16卒)=米沢市松が岬1丁目=の県商工観光功労者表彰(観光功労振興)と、推進する会の米沢市特別顕彰の受賞を記念した合同祝賀会が28日、同市のグランドホクヨウ米沢で開かれた。
祝賀会には、会員や市、市議会、市内の歴史文化団体関係者など約100人が出席。主催者を代表し、推進する会の上杉季雄副会長が「12年間の活動が実を結ぶまで多くの喜び、挫折があり、よくぞ大河ドラマ決定まで会が続いたと思う。会員の熱意と情熱、根気が好結果を生み喜びひとしおだ」とあいさつした。
上杉家17代当主の上杉邦憲氏、安部三十郎米沢市長、新潟県魚沼市の今成卓而上田史談会会長らが祝辞。栗林さんは「民間主体の活動で悲願が達成されたことは、価値あるものと自負している。会員や支えてくださった皆さんと喜びを共有し、上杉の義と愛が世に伝えられることを念じている」と感謝した。
推進する会は1997年9月、直江兼続を主人公とする大河ドラマを実現するため、45人の有志で組織。NHKへの働きかけなど運動の口火を切るとともに、兼続ゆかりの地の推進団体との協調体制も整えた。栗林さんは会発足とともに会長に就任。官民一体の組織を拡大するのに伴い、会長職を市長に譲り、会長代行を務めてきた。